<rss version="2.0" xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/" xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>色街乙女™ Official Website</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com</link><description>色街で生まれた4人の乙女。 烙印を背負いながら人生の悲哀を歌う。近未来遊郭アイドル。</description><atom:link href="https://iromachiotome.amebaownd.com/rss.xml" rel="self" type="application/rss+xml"></atom:link><atom:link href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" rel="hub"></atom:link><item><title>NOVEL2</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/7076260/novel2</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;h1&gt;色街乙女™本編&lt;/h1&gt;&lt;p&gt;1　白河梨々香&lt;/p&gt;&lt;p&gt;音楽が止まった。色街乙女™の初ライブが終わったのである。ワンマンではなかった。そのため、ほかのグループ目的で入ってきた人たちが主で、色街乙女を観にきた人は友達ばかりであった。客が帰ってゆく様が、いかにも寂しげであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ステージは悪くなかったが、梨々香は歌詞を飛ばし、梓はサビの転調を外し、ゆいは終始ふらふらしていた。カロナはいつも通り愛想がなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;それでも初ライブという体裁は保たれていたため、浜林はプロデューサーとして何の苦言も呈することなく、ライブの労をねぎらった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「生魚苦手なメンバーいるか？　いなければこれから寿司だ」浜林の言葉にメンバーは歓喜した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  たらふく食って飲んだ帰り、突然、ゆいがうずくまって泣き出した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「ずっと不安で……自分にうまくできる自信なくて……いっそわたしなんかいないほうがいいんじゃないかって思って……」ゆいの目からは、ぽろぽろと涙があふれ出した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「今日のみんな、きっと不安だったよ。でもそうやって、不安なのはみんな一緒だからって慰めるのは違うと思う。だって、ゆいは違うから。わたしも、梓も、カロナも持たない経験を持ってる。忘れようとしても、捨てようとしても、小さい付箋がついて、ずっと奥にしまわれて離れないもの。それを持ってるんだもん」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「梨々香……」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「ゆい泣き上戸？」カロナが髪をなびかせながら言った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「ぶー。正解は……あたし！ほんと泣き上戸」梓は鮮やかなルージュで満たした唇を震わせていった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  「そうなの！　いつ見れるかしら」一瞬びっくりした顔を見せたカロナだったが、すぐいつもの表情に戻っていった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  浜林賢二郎は帰り、4人は公民館を出たところの2番ゲートから色街に入った。各自別れ、軽く挨拶を交わした。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  梨々香は自宅に戻り、自身の住むマンションの3階から川沿いを見下ろした。川は真っ黒で、そこにはなんの希望も見られなかった。朝が来れば、と思った。ただその朝は曇りかも知れない、雨かも知れない、嵐かもしれない。明けた朝が必ずしもよい朝だとは限らないのである。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Mon, 19 Jun 2023 11:36:31 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/7076260/novel2</guid></item><item><title>春の嵐</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/42032452</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;　家の庭には小さな桜の木があった。小学校3年生の頃に学校で買った苗だ。最初はまったく大きくならず、大きくなりやしないと思って適当に扱っていた。すると、中学1年生の頃から急に成長し始め、裏の庭に植え替えた。わたしが高校生になってからも苗は大きくなり続け、やがて木になった。春には美しい花を咲かせるようになり、やがて花を散らせ、ゴツゴツとした無骨な肌を見せるばかりであった。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　僕には好きな人がいた。桜の花に比べても遜色のない、切れ長の目が印象的な端正な顔の持ち主であった。彼女は卒業後、ある仕事に就くという。それはつまり、僕にとって現在の終わりであった。大好きな人がまったく別の誰かの物になる、それはもう抗えない事実であり、覆せない事実であった。桜から落ちる花びらを見るたびに、その苦しみは募っていった。僕の心は軋み、かき乱されるようであった。わたしはその仕事について、否定的な感情は抱いていない。ただ、好きな人である以上、それを手放しで喜ぶことはできない。不特定多数とかかわることは嫌なのである。しかし、自分自身もその不特定多数のなかの客のひとりなのである。そこに矛盾が生じる。桜が散る頃には結論を出そう。そうやって月日が流れた。今年が駄目なら、桜の木は切ってしまおうと思う。あなたを重ねた桜の木は、切ってしまおうと思う。汗ではなく、涙を流しながら。 &lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Thu, 09 Mar 2023 03:16:02 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/42032452</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator><category>EPISODE</category></item><item><title>4th Single「春の嵐」配信開始</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/48727177</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;iTunes / Spotify / LINE MUSICなど、主要なストアで配信開始しております。 下記まとめリンクへお進みください。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;【&lt;a href=&#34;https://linkco.re/s74Y2E3Y&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;】&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Wed, 01 Mar 2023 08:22:50 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/48727177</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator></item><item><title>渡そうとしていた手紙</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/40769495</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;3rdシングルで男がお気に入りの風俗嬢さんに渡そうとしていた手紙の本文です。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　恋文ではありません。感謝の手紙です。わたしが直接あなたに何気なく話したことと重複している部分があるかもしれませんが、文章という体裁で伝えたいため、それについても言及しています。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　2073年の1月7日の土曜日、15時。わたしははじめてあなたに会いました。ふと興味を持って生まれてはじめて入った風俗店で、あなたに会いました。はじめは「自分のタイプじゃないけど、整った顔をした子だな」と思いました。でも、いまはあなたの顔がタイプです。タイプなんて簡単に変わってしまうようです。 &lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　はじめは３回くらい会って、終わりにしようと考えていました。でも２回目に会ったとき、これはもうダメだなと思いました。３回では終わらないと思いました。それからはずっと、あなたのことが頭から離れず、数を重ねてゆきました。ひさしぶにエッチなことをしたから、惑わされてそんな気になっているだけだ。あと２週間くらいすれば醒める、と自分に言い聞かせていました。しかし、それは成功しませんでした。結局、会ってからの1年間、あなたのことを考えなかった日は一日もありません。まるで恋文のように読めますが、気のせいです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　起業した会社の運営に関してアドバイスを聞いたり、いろいろな提案をしてもらったり、あなたの助言がなければ、いまの会社は存在しません。運営をし始めた頃、わたしは双極性障害のうつ状態にあって、運営がうまくできるか不安な状態でした。しかし、あなたに早く業績が上がった報告をしたいという一心で仕事をしたことで、うつ状態は軽快してゆきました。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　あなたが興味を持つことのなかで、自分ができることを探し、挑戦して見せたり聞かせたりする。わたしはずっとそれだけを考えてきました。それで喜んでくれるあなたを見るのが、とてつもなくしあわせなことでした。そのおかけで、私のうつ状態はどんどん軽快してゆきました。つまり、あなたはわたしの人生そのものを救ってくれたのです。感謝してもしきれません。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　できることなら、わたしはこれからもずっと定期的に会いたい。でも、あなたはいつ辞めてしまうかわからない。どこかの店に移籍してしまうかもしれない。あなたと二度と会えなくなるかもしれない。それを常に不安に思っています。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　あなたの住む街、わたしの住む街、いまいる色街。わたしたちがどこかでバッタリ会う確率は、調べたところ360兆分の１だそうです。宝くじの１等が当たる確率とは比べ物にならないくらい低い確率です。つまり、無理ということです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　本当は、辞めるときがあれば、店を移るときがあれば、教えてもらいたいと思いますが、それにはいろいろと都合が悪いこともあるでしょうから、望むことはしません。と、一度は書いたのですが、カッコつけていました。すみません。わたしに知らせてください。教えてください。それが本当の願いです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　あなたに会えなくなっても、春には早くも暑がるあなたを思い出し、夏には夏の悪口を言うあなたを思い出し、秋には袖のほつれたカーディガンを着たあなたを思い出し、冬にはあなたのつめたすぎる手に驚かされたことを思い出すでしょう。 &lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　〇〇〇さん。あなたの本当の名前は知りません。ですが、この名前を忘れることは永遠にないでしょう。言いたいことはまだありますが、まさに恋文になってしまうのでやめておきます。出会いは簡単なようで難しいですが、別れは難しいようで簡単に訪れます。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　わたしは、あなたと一緒にいる時間以上のしあわせを知りません。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　気づいているかはわかりませんが、十回目、二十回目、三十回目という節目に、新しいことをしてきたつもりです。そこで、四十回をこえたところで、この文章をしたためることにしました。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　わたしはプライベートで、はじめから距離感をゼロにすることが多く、たくさんの出会いをうまくいかせずに失敗してきました。だからあなたとは、少しずつ距離を縮めて、よりよい関係が築けるように慎重に接してきたつもりです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　ふと、あなたと初めに会ったとき、話だけで帰ったらどうだったのかと思うときがあります。そうすれば、あなたが答えにくいことも、語ってくれたのではと思うことがあります。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　わたしはあなたのことが知りたいのです。住んでいる場所や、連絡先が知りたいのではありません。あなたが、さまざまなことに対してどう考え、どう理解し、どう接しているか。なにを欲し、なにを望んでいるか。また、なにを嫌い、なにを嫌がり（たとえばこの文章を読むのが嫌だったり）、なにを心に秘めているのかを知りたいのです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　人を知るというのは、とても有意義なものであると同時に、場合によっては衝撃的で、聞かなければよかったという後悔にとらわれることもあるでしょう。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　最初に会った頃は、仲良くなりたいという気持ちが先にたって、あなたを知りたいという気持ちは抑えられていました。仕事の性質上、聞かれたくないことも、知られたくないことも多いだろうと考え、いまでも質問は最低限にとどめています。 &lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　しかしいまは、あなたをことごとく知って、積極的にあなたに幻滅してみたい。ときどきそう思います。幻滅してはじめて、あなたの人となりが、本当の意味でわかるような気がしてならないのです。そしてあなたの本当の魅力的な部分が、見えてくるような気がしてならないのです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　名刺が百枚そろう頃には、いまよりあなたを、知ることができているでしょうか。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　もしあなたと、いつも行なっているのと同様に、快楽を目的とした行為をすることに飽きたとしても、わたしはこの場所にふたたび来ると思います。それはあなた以外の別の女の子と遊びに来るという意味ではなくて、誰ひとり代わりのきかない、あなたに会いに来るということです。あなたとふたりきりで、手の届く距離で会話をするために来るのです。まだあなたと話したいことがたくさんあります。話せば話すだけ枝分かれしてゆく、終わりの見えない会話を存分にしたいのです。 &lt;/p&gt;&lt;p&gt;　先日お話ししたように、私は死を意識したなかで(急性腎不全)、ここに来たい、ようするにあなたに会いたい、そうこころから思い、また願いました。わたしは不思議と死という事実に恐れはありませんでしたが、会話をしたい人と二度と会話ができなくなる可能性に意識が及んだとき、とても怖く思ったのです。たとえそれがわたしの歴史をすべて背負って生まれた結果だとしても、とても承服できるものではなかったのです。それは恐怖というような、なまやさしいものではなく、もっと差し迫った焦燥のような、手足を出したくても従わない、こころの塊のようなものだったのです。 &lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　わたしが快楽を目的とした行為をあなたとすることに飽きたときは、おそらく、女友達の前でわたしがするように、あなたの前でも余計な体裁を繕ったり、実質以上に自分をよく見せようとはしなくなるでしょう。いまはまだ、あなたによく思われたい、よく見られたいという気持ちがあるのは間違いありませんが、そのころにはそれがなくなって、厭らしさや、汚らしさがにじむような、素の自分でいられるようになっているのではないでしょうか。そのときになってやっと、深い実感を持って、あなたのことを風俗嬢ではなく、わたしの人生に欠くことのできない大切なひとりの女性として、考えることができるようになっていると思います。いまでもそう思っていますが、それとは比較にはならないほどにです。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Fri, 20 Jan 2023 12:36:23 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/40769495</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator><category>EPISODE</category></item><item><title>伝えてみたいこと</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33801961</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;2020年12月6日&lt;br&gt;(現在の見解と異なる部分があります)&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　場合によっては、女性を食い物にしていると思われても仕方がないことをしているのかもしれませんが、そこには自分なりの倫理観があって、それを理解して参加してくれたボーカリストさんがいたり、反応してくれる方々がいることに感謝しています。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　正直、最初は色街と乙女という相反する言葉の組み合わせが面白いと思ってはじめたことなのですが、体感したり現役風俗嬢の話を聞くうちに、それだけでは済まなくなってしまいました。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　彼女たちは、意外にあっけらかんとしているんですが、やっぱり人によっては、傷ついていることを一種のテクニックで凌いで、普通を装っている人もいるように思いました。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　そこに感情移入しすぎると、哀れみの感情が出ることもあり、でもそれが出ると風俗嬢を不当に差別している気がして、複雑な気持ちになることもありました。惻隠の情も、ゆきすぎると人を隔離することになります。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　性風俗に従事するということが、女性にとってどういうことなのか、知りたいとずっと考えています。2019年の11月から現在まで取材を続けているのですが、この件についてはずっと考えています。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　自分自身まだ客観視できていない部分があり、なにを訴えたいのか不明瞭な部分があるかと思います。もはや人生のテーマといっても過言ではないくらい性風俗の世界に浸かっているので、いつか必ず自分なりの結論を出したいと思っています。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　こういう話は、書くべきか書かざるべきか迷いましたが、音楽では表現しきれないことが多かったので、音楽をやるものとしては敗北ですが、書くことにいたしました。&#xA;&#xA;お読みいただきありがとうございました。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 10:02:56 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33801961</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator><category>EPISODE</category></item><item><title>記憶を掘り起こしながら</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33801882</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;2020年12月6日&lt;br&gt;(現在の見解と異なる部分があります)&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　私は小説を3冊書いていて、4作目の題材を探していた。木更津焼きそばの小倉欽一郎氏に相談したところ「性的な引っかかりがあるほうが文学賞を取りやすい」とのアドバイスをいただいた。そのときひらめいたのは「性暴力について書く」ことであった。そこで私は、以下の2冊をアマゾンで買い求めた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;●山本潤(著)「13歳、「私」をなくした私」&#xA;&#xA;13歳から7年間、実の父親から性暴力を受けていた。&#xA;&#xA;中学生だった当時から現在までの苦悩。&#xA;&#xA;消えては現れるトラウマ症状、周りの人たちとの軋轢。&#xA;&#xA;性暴力は一人の女性にどのような影響を残すのか。&#xA;&#xA;約30年にわたる葛藤と再生の記録。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;●小林美佳(著)「性犯罪被害にあうということ」&#xA;&#xA;24歳の夏、私は性犯罪被害にあった。&#xA;&#xA;事件をきっかけに変わってしまった両親、恋人、友人との関係。&#xA;&#xA;いまだ被害者への偏見が残る社会。&#xA;&#xA;恐怖のあとにやって来たのは、絶望、そして孤独だった。&#xA;&#xA;実名と顔を出し、被害の実態を自ら克明に記したノンフィクション。&amp;nbsp;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　私はこれらの書籍を読んで、被害として受け取る性の厳しさを知った。被害者の精神を破壊してしまう、鋭利な性の刃である。そのときはまだ小説の題材として受け取っていた。何かの衝動を感じても、私にできることはなにもなかった。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　それから月日は流れ去り、なんとなくテレビを見ていた。番組では、AV出演強要問題が取り上げられていた。当事者がプライバシーに配慮した形でインタビューを受けていた。番組のあと、私はAV出演強要問題についてWebで検索した。私はその強要された女性のアダルトビデオを発見してしまった。見たいという欲求に勝てなかった。しかし見なければよかったなと思った。そこで私は、以下の本をアマゾンで買い求めた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;●宮本節子(著)「AV出演を強要された彼女たち」&#xA;&#xA;モデルにならないか、とスカウトされ契約書にサイン。&#xA;&#xA;いざ撮影となって現場に行ってみたらAVだった。&#xA;&#xA;嫌だと訴えても、契約不履行で違約金がかかるぞ、親にバラすぞ、と脅される。&#xA;&#xA;仕方なく撮影に応じると、以後、次々に撮影を強要される……。&#xA;&#xA;女性からの生の声を聞き支援するなかで見えてきた、驚くべき実態を報告する。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　読んだあと、強い憤りを感じずにはいられなかった。私にできることは何かないだろうか？ そんなもの何もないはずなのに。いてもたってもいられなかった。その日、私は企画書を作った。「AV女優の真実」というタイトルだった。しかし、そこから先、どう動いてよいのかわからなかった。友人に相談すると「友達の○○いるじゃん？ 元AV女優だよ」と教えてくれた。いや、そういえば、だいぶ前に誰かにそう聞いたことがあった。私は早速、その元AV女優が働いているキャバクラに飲みに行った。もちろん、コネクションを求めてである。しかし、友人は完全に業界から離れていたようで、業界の話をする空気ではなかった。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　帰りにほかの客が企画書を見て「もらっていいですか」と聞いてきた。感じからわかった。反社会的勢力の関係者だろう。私が住む街は、そういった関係の事務所が多い場所だった。もしかしたら、私はマークされているかもしれない。私は一種の恐怖を感じ、その企画は、そこで終了した。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　それでもまだ、小説が書きたかった。どうしても、女性の隠された世界が書きたかった。つぎに目をつけたのは、性風俗の世界だった。そこで私は、以下の本をアマゾンで買い求めた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;●菜摘ひかる(著)「依存姫」&#xA;&#xA;整形、ホスト、買い物、セックス。過剰と欠落の女たち。&#xA;&#xA;あたしはどうして満たされない？&#xA;&#xA;ホームページへの総アクセス数200万超を記録した菜摘ひかる渾身の処女小説。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;●中村 淳彦(著)「日本の風俗嬢」&#xA;&#xA;「そこ」で働く女性は三〇万人以上。&#xA;&#xA;そんな一大産業でありながら、ほとんど表で語られることがないのが性風俗業界だ。&#xA;&#xA;どんな業態があるのか？ 濡れ手で粟で儲かるのか？&#xA;&#xA;なぜ女子大生と介護職員が急増しているのか？ どのレベルの女性まで就業可能なのか？&#xA;&#xA;成功する女性の条件は？ 業界を熟知した著者が、あらゆる疑問に答えながら「自らの意思でポジティブに働く」現代日本の風俗嬢たちのリアルを活写する。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　これらの本は、漠然とした性風俗のイメージと、対極のイメージを私に与えた。「自分を底辺だと感じ、ホスト通いで、買い物依存」という漠然とした性風俗のイメージに近いものと「自分に自信を持ち、学校に通い、学費を貯める」という対極のイメージであった。&#xA;&#xA;個人的な印象だし、言い方は悪いが「淫乱な馬鹿」より「真面目な利口」のほうが、性風俗の仕事に向いているだろうと思った。最良のホスピタリティを提供するには、そちらのほうが有利であると考えた。実際、そういう嬢にリピーターはついてくるのだと思った。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　私は性風俗をテーマにした小説の取材のため、性風俗店に潜入することに決めた。そこでわたしは、女友達に助言を求めた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;私「風俗ってどう思う？ そういうところに行く男ってさ」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;女友達「たとえば彼氏が行くって言ったら嫌だけど、友達が行くのは気にならないかな。女の子が嫌がることを無理やりやってるとかなら別だけど。風俗は必要だと思う」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　翌日、私は性風俗店に行った。後日、私は女友達に感想を述べた。「絵画を鑑賞するような気持ちで行ったんだ。こちらがあちらに影響しないような形で。でも、あたりまえなんだけど、その世界はしっかりと動いていた。俺は俺のまわりの世界だけが動いていると思っていた。でも、この世界に止まっている場所などどこにもなかった」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　私はその世界のことを小説にしよう。そう決意した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　色街乙女のストーリーの元になったのは、新型コロナの給付金が性風俗事業者に給付されなかったことだ。理由はいろいろあるにせよ、こういうところから差別が生まれるのだなと感じた。現役風俗嬢が身近にいる人間として、とても悔しい思いがした。私は彼女たちを、そのままの人間として見ている。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「心の底では風俗嬢として蔑んでいるが、無理をして平等に見ようとしている」わけではない。本来は、こういうことに言及すること自体が差別かもしれない。しかし、私の意識のなかではそうではない。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 私がかかわった風俗嬢のなかには、夢があって、そのための学費なり、PCなどの購入資金にあてたい、そんな人がいた。よくある学生のバイトではどうにもできない金額を稼ごう、学業と両立しよう、となると、どうしても効率重視になり、選択肢は狭まり、風俗という選択肢に落ち着く。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「抵抗がなかったの？」と聞くと、意外に抵抗がなかったと答える人が多い。思いのほか多く聞くのは「興味があった」という答えである。&#xA;&#xA;私も「なぜ音楽をはじめたか？」と問われれば、興味があったとしか言いようがない。その理由をさらに突き詰めても、やがて思考は循環してしまう。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　私は風俗嬢の権利向上を願った。しかし違うようだった。友人は権利向上より意識改革だといった。そうかもしれないと思った。私が抱いている感情は義憤かもしれないし、偽善かもしれないし、ただの自己満足なのかもしれない。ただ、性風俗で働いているがために、社会的スティグマとされ、闇に押し込まれる、そんな時代が来てはいけないと思った。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:59:38 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33801882</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator><category>EPISODE</category></item><item><title>糸貫ゆい　詳細プロフィール</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800909</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;　まさに天然という言葉が似合う。元ヘルス嬢でベッドメイキングを生業にする元母親と、ラブホテルの経営者の間に生まれた。生まれも育ちも色街。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　母はおとなしい人で、父は金策などに走り回っており、あまり家には帰らなかった。&#xA;&#xA;母は勤勉で、仕事以外の時間はゆいを育てることにささげていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　父は忙しくしていたが、誕生日やクリスマスなど、記念日には必ずプレゼントを買ってきてくれた。家族団らんという日は少なかったが、不自由なく暮らせていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&amp;nbsp;　高校の頃、友人と観光に出かけた色街の西のはずれで、性的暴行を受けた。性欲は色街で処理することが多いなか、めずらしいケースであった。本物の女子高校生でなければ、性の対象として見られない人は、いまだに一定数いたのである。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&amp;nbsp;　友人と待ち合わせをしていると「道案内をしてくれ」と車から声をかけられた。「友人を待たなきゃ」と言ったが「すぐ近くだろう」と言って車に乗せられた。全然近くではなく、山奥の別荘のようなところに連れて行かれた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 そこには十数人の男が集まっていた。それからの展開には、まったく現実感がなかった。男の姿がただ代わる代わる変化してゆくだけだった。&#xA;&#xA;友人との待ち合わせ場所に戻ると、もちろん誰もいなかった。途方にくれたが、警察に連絡をしようという気分にはなれなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　それから彼女は自分の傷を隠すため、深く考えることのできない天然ボケキャラを演じている。&#xA;&#xA;彼女はたくさんの人に身体をゆるすようになった。悲しすぎる現実を一時でも安心感のある人との時間で上書きしようとした。&#xA;&#xA;座右の銘は、経営者の父が尊敬していた渋沢栄一の言葉より「これで満足だという時は衰える時である」&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:18:44 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800909</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator></item><item><title>月崎梓　詳細プロフィール</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800888</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;　精神を病んでいたオナクラ嬢とボーイとの間にできた子供で、生まれも育ちも色街。母は深いアームカットの跡を誰かに指摘されるたびに、つとめて明るく笑い飛ばすように「これ？イカ焼き」と言っている。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 ジョジョが大好きで、一時は髪を黒染めにしてブチャラティと同じ髪型にしていた。座右の銘は「一日一善」。「善悪の判断は人によって違うから、あたりまえのことをあたりまえにやる。あいさつだったり、お礼だったり、ごはんをつくることだったり」と本人は言う。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 父は風俗のボーイから華麗な転身をして医師になり、色街の東側を担当している。診療科目は、内科・外科・皮膚科……ようするに何でも屋であるが、産科だけは苦手である。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 お酒が好きで、つまみはあたりめ、シメはカレーライスである。酒癖は悪いほうで、深酒をすると男女かまわずダル絡みする。色街乙女のメンバーが梓の代わりに謝ってまわることも珍しくない。それでいて本人は覚えていないので厄介である。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 家でも深酒をしてしまうことがあるため、なんとなく寄ったコンビニで酒とつまみを買うのはやめようと思っている。彼氏がいれば飲み方が変わるんじゃないかとまわりが提案してみても「彼氏がほしいんじゃない。好きな人を彼氏にしたい」と言って聞かない。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 酔ったとき自嘲気味に「特技の似顔絵も持久走も何の役にもたたない。ベースは…役にたつかもしれない」と言った彼女の言葉を聞き逃さなかった梨々香は「つぎの曲のベース弾いてみたら」と提案してみた。しかし「レコーディングには耐えられない演奏技術だ」と言って断った。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 色街乙女の活動はバイトとのかけ持ちである。バイトは大手デパート1階の美容部員で、メンバーからはぴったりだとの評価を得ている。色街乙女をやめてフルタイムで働いたほうがいいのかなあ…とひそかに思っている。&#xA;&#xA;しかしやめる決意をしようと思うと、心のどこからか「自分の信じられる道を歩いていたい」という言葉が心に響いてくる。彼女にとって歌うことはもっとも自分を表現できる手段なのだ。もうすこし色街乙女にとどまってみよう。そう思うのだった。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:18:05 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800888</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator></item><item><title>雫石カロナ　詳細プロフィール</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800859</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;　陽気な元風俗嬢と客の間にできた子供で、生まれも育ちも色街。母の陽気さを客観的な視点で見て育った。そのため物事に対して分析的なところがあり、つめたく思われることもしばしばだが、意外にも座右の銘は「惻隠の情」である。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 父は行方知れずで、自分の出生に秘密があることを知っている。しかし勇気がなく、秘密をいまだに母に聞けないでいる。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 元ピンサロ嬢の母に似て陽気な性格の姉がひとりいる。美人でサービス精神にあふれたプレイが評価されて、某店舗型ピンサロのランカーである。姉との関係は良好で、ふたりの休みが重なった日はたいていどこかに出かけている。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 いつも伏し目がちなのは、極端なあがり症であり、コミュニケーションが苦手なため。写真で見るとクールだが、心を開いた相手に対しては愛嬌のある表情をする。そのギャップにやられる男性は多いが、向こうから来る男は恋愛対象外である。根っからの一目ぼれタイプである。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 ほかのメンバーから頼りにされている存在であり、色街乙女のリーダーであるが「わたしでよいのかな」という気持ちがずっと拭いきれないでいる。温厚な性格だが、なぜか「怒るとこわい」という噂が一人歩きしている。&amp;nbsp;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 歌い方について、ほかのメンバーから「喘ぐように歌ってる」と言われている。それは本人も認めていて、あえて意識している部分である。ブレスが目立つが、ミキシングエンジニアもあえてフェーダーを下げようとしない。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 趣味の写真には凝っていて、SNSのフォロワー数は多い。承認欲求を満たすというより、純粋に作品として投稿している。特技はタロット占いで、グミベアのタロットカードがお気に入りである。書道が特技だったのは小学生の頃で、全国書道コンクールで優秀賞を受賞したことがある。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　 色街乙女の活動はバイトとのかけ持ちである。バイトは喫茶店のウエイトレスで、作り笑顔ができないことに悩んでいる。まかないのオムライスを食べているうちにオムライスが好きになった。見た目のわりに横着者で、かなりの枚数の皿を割っている。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:17:04 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800859</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator></item><item><title>白河梨々香　詳細プロフィール</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800838</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;　小中でいじめにあっていたことで、家のなかが好きな子供になった。いまでもインドア派でゲームとアニメばかりのため、友達がほとんどいない。ずいぶん昔に流行った「図書館戦争」シリーズが大好きで、二次小説を書いたこともある。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　話すのは苦手だが地頭がよく、たまに発するひとことが核心を突いていることが多い。生まれも育ちも色街。&#xA;&#xA;いじめによる心的外傷体験を引きずっていたために希死念慮があったが、色街乙女の活動に光を見出し、いまは克服している。&lt;/p&gt;&lt;p data-placeholder=&#34;&#34;&gt;　&lt;span style=&#34;font-size: 16px; letter-spacing: 0.2px;&#34;&gt;&amp;nbsp;煙草を吸うアニメキャラクターにあこがれた影響で喫煙者だったが、あとに好きな人が嫌煙家だとわかり禁煙を決意。一発で成功した。&amp;nbsp;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p data-placeholder=&#34;&#34;&gt;&lt;span style=&#34;font-size: 16px; letter-spacing: 0.2px;&#34;&gt;　 母は元ソープ嬢で「何人もの男性器が行き来したところから子供を生むなんて」と出産に関して難色を示していたが「そこに心がなければ物理現象に過ぎない」と父に説得され梨々香を産んだ。&amp;nbsp;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p data-placeholder=&#34;&#34;&gt;&lt;span style=&#34;font-size: 16px; letter-spacing: 0.2px;&#34;&gt;　 父は色街を牛耳る犯罪組織集団の長。しかし売春と麻薬はご法度である。父親の素性に関しては、母も梨々香も知らない。家族に危険が及ぶことのないようにとの父の配慮だった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p data-placeholder=&#34;&#34;&gt;&lt;span style=&#34;font-size: 16px; letter-spacing: 0.2px;&#34;&gt;　家での父はやさしく紳士的で、梨々香は大好きだった。&#xA;&#xA;どんなことにでも正面からぶっかっていく性格で、嘘が嫌い。自分にとって都合の悪いことでも正直に言ってしまうため、ほかのメンバーはやきもきしている。どうにも答えようのないときはただ黙る。&amp;nbsp;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p data-placeholder=&#34;&#34;&gt;&lt;span style=&#34;font-size: 16px; letter-spacing: 0.2px;&#34;&gt;　 高校の吹奏楽部ではクラリネットを担当していた。色街乙女でもクラリネットを演奏してみようか？ とプロデューサーに言われており、機会があれば挑戦してみたいと思っている。&#xA;&#xA;明け方から朝にかけて色街を散歩して、虚無感に包まれた時間を過ごすのが好き。座右の銘は「行雲流水」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:16:09 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/33800838</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator></item><item><title>糸貫ゆい</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/5958505/page_202204171808</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/6e03a718b6b68d144fc12dd985863001_7e6f35c3d589b69d1c0ed75be89141b8.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;Yui Itonuki /&amp;nbsp;ニックネーム ： ゆいんぬ /&amp;nbsp;誕生日 ： 2051年8月24日(22歳) /&amp;nbsp;星座 ： おとめ座 /&amp;nbsp;血液型 ： AB /&amp;nbsp;好きな食べ物 ： タピオカ、馬刺し /&amp;nbsp;趣味 ： 長風呂 /&amp;nbsp;特技 ： バドミントン、水泳&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;天然ボケキャラだが、実は過去の傷を隠すためにキャラを作っている。極端な方向音痴で、趣味は長風呂。大学生で、通学には愛車のスーパーカブを使っている。個性の強い他のメンバーにとって癒しの存在である。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;長風呂しすぎてのぼせちゃいました～さてさて、涼みながらカキカキしますかねえ。ちょっと自分を変えたくて、オーディションを受けたら受かってしまったんですねえ。これも何かの縁でしょうから、一生懸命やる！って思って歌わせていただいてます。過去の出来事を思い出すと「自分も風俗嬢になったほうがいいかな」なんて考えちゃうこともありますが、いいメンバーに恵まれたのでやめませんよ！&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;a href=&#34;https://www.iromachiotome.jp/posts/33800909&#34;&gt;プロフィール詳細&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:09:09 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/5958505/page_202204171808</guid></item><item><title>月崎梓</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/5958494/page_202204171806</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/005af0d28ed0e37bcb619fcbaae2f2a2_28cf6e3ee820b65d44898582f9304b03.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;Azusa Tsukizaki /&amp;nbsp;ニックネーム ： あずあず /&amp;nbsp;誕生日 ： 2052年10月9日(21歳) /&amp;nbsp;星座 ： てんびん座 /&amp;nbsp;血液型 ： A /&amp;nbsp;好きな食べ物 ： カレー、あたりめ /&amp;nbsp;趣味 ： ベース /&amp;nbsp;特技 ： 似顔絵、持久走&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;お酒が好きで、深酒をすると男女かまわずダル絡みする。家でも深酒をしてしまうのが悩み。バイトとのかけ持ちで、デパートの美容部員でもある。歌うことはもっとも自分を表現できる手段だと確信している。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;はじめまして。月崎梓です。えーっと……こういうのはお酒飲んでないと書けないんだけど……って思ったから日本酒買ってきちゃった。色街乙女は美容部員のバイトと掛け持ちだけど、歌でなにかを伝えたいって気持ちは常に持ち続けてます。特技が歌と全然関係なくてどうかと思うけどね。そうそう！ジョジョが大好きなの。もうずっと昔の漫画なんだけど知ってる？　あたしがショートカットなのはブチャラティの影響なんだ。そんなところでアリーヴェデルチ！&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;a href=&#34;https://www.iromachiotome.jp/posts/33800888&#34;&gt;プロフィール詳細&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:07:00 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/5958494/page_202204171806</guid></item><item><title>雫石カロナ</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/5958489/page_202204171805</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/c9bec2e52f9c83a16bb343e986c92642_4413c1bc8c0a70e816b87eb24b785918.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;Karona Shizukuishi /&amp;nbsp;ニックネーム ： かろん /&amp;nbsp;誕生日 ： 2050年6月14日(23歳) /&amp;nbsp;星座 ： ふたご座 /&amp;nbsp;血液型 ： O /&amp;nbsp;好きな食べ物 ： オムライス /&amp;nbsp;趣味 ： 写真 /&amp;nbsp;特技 ： タロット占い、書道&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;いつも伏し目がちで無表情のため、つめたいイメージがあるが実は情にもろい。趣味は写真で、父のおさがりの古い銀塩カメラを愛用している。ほかのメンバーから「喘ぐように歌ってる」と言われている。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;さーて、雫石カロナの出番です。よく怖そうだと勘違いされるので、軽めのテンションで行こうと思います。慎重そうにも思われるんですが、実は横着者でバイトでよくお皿を割ります。自分の出生は複雑なんですけど、いまはそれを受け入れてて元気にやってます。でも、夜にほの赤く光る、人間の欲が生き物に姿を変えたような色街の光景は、いまだにわたしの心を絞めつけますね。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;a href=&#34;https://www.iromachiotome.jp/posts/33800859&#34;&gt;プロフィール詳細&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 17 Apr 2022 09:05:30 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/5958489/page_202204171805</guid></item><item><title>3rd Single「SILVERSALT」配信開始</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/32850664</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;iTunes / Spotify / LINE MUSICなど、主要なストアで配信開始しております。&#xA;&#xA;下記まとめリンクへお進みください。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;【&lt;a href=&#34;https://linkco.re/UUhVazuP&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;】&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Fri, 18 Mar 2022 10:01:02 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/32850664</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator><category>EPISODE</category></item><item><title>2nd Single「オムライス」配信開始</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/15783377</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;iTunes / Spotify / LINE MUSICなど、主要なストアで配信開始しております。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;下記まとめリンクへお進みください。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;【&lt;a href=&#34;https://linkco.re/mHUqcncq&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;】&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sat, 13 Mar 2021 08:15:47 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/15783377</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator><category>EPISODE</category></item><item><title>STORY</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443933/page_202012062106</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;1999年に改正風適法が施行されて以降、派遣型風俗店の台頭は目覚しかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;2回目の東京オリンピックを終え20年が過ぎた頃には、都内の雑居ビルの多くは風俗店事務所で埋め尽くされ、無許可風俗も際限なく増え続けていた。いわば無法地帯という状態であった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;違法風俗が増えた背景には、ある病原体の存在があった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;東京を中心に蔓延した病原体の影響で経済的な打撃を受けた事業者を支援するために、事業の継続を支えるための給付金が設けられた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;しかし、性風俗関連の事業者だけは対象外にされたのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;尊厳を無視された形になった事業者の衝撃と失望は大きかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「適正に納税し、反社会的勢力とも関係がないにもかかわらず、国は守ってくれない」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;法に則って営業をすることに、意義を見出せなくなった事業者は多かった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「自業自得だ」「差別されることくらい覚悟して働けよ」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;SNSには風俗嬢に対しての厳しい意見があふれた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;違法風俗の氾濫について世界からバッシングを受けた政府は、公文書データの改竄と捏造、削除と抹消、ありとあらゆる対応策を打ち出し、上っ面だけでも劣悪な状況を隠そうとした。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;その裏で極秘に違法風俗の段階的な浄化作戦を開始したが、金銭授受疑惑や不祥事が相次ぎ発覚し、すべてはことごとく失敗に終わった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;危機感を抱いた政府は「本当の先進国であるため」という理由のもと、治安を守り風紀を統制するべく、2050年「新改正風適法」を施行した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;それは、セックスワーカーを不当に差別する歴史の始まりでもあった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;派遣型風俗店は禁止され、東京のとある街に巨大な色街が形成されることになった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;性風俗で働く女たちを識別するため、戸籍情報に＊記号が付加された。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;それは、性風俗で働くものに未来永劫残る烙印を押すようなものであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;性風俗業界は遠い昔のようにふたたび閉鎖的となり、外の街の差別に晒されることのないよう「色街で生まれた女は、色街で育ち、色街で一生を終える」それが不文律となった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;西暦2073年。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;色街で働いていた女を親に持つ4人が自らの出生を明かし、不文律を破り、色街を出て人生の悲哀を歌う。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;それが色街乙女である。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 06 Dec 2020 12:06:52 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443933/page_202012062106</guid></item><item><title>NOVEL</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443912/novel</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;h1&gt;色街乙女™オーディション当日&lt;/h1&gt;&lt;p&gt;1 　白河梨々香&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; 色街の東側にある川の河川敷で、梨々香は芝生に寝転がって、ときおり芝を掃くあたたかい風に身を任せていた。川の流れはおだやかで、川の水にすすがれた澄んだ空気が、梨々香の胸を上下に揺らしていた。彼女は静かに目を閉じていて、なにも考えてはいなかった。心地のよい虚無感が彼女の中心にあるなにかを包んでいた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  そのとき、どこからか芝生を踏みしめるような音が聞こえてきた。それはだんだんと近づいてきた。それでも彼女は目を開けなかった。近づいてくるものが、梨々香にとってなんの危害も加えることのない、なによりも安全な存在だと確信していたからであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「梨々香。時間に間に合うのか？」と発せられた、絶対に忘れることのない声は、大好きな父のものであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「おとうさん。呼びに来てくれたの？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 梨々香は目を開けて、立っている父を見上げるようにした。父の背には、青い空と真っ白い雲が控えていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「それもあるが、部屋から梨々香の姿が見えてな。あまりにも気持ちよさそうだったから、来てみたくなった」と丸みのある声でいって、父はやさしく笑った。梨々香の家は、川沿いのマンションの3階であった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「そっか。じゃあ、そろそろ準備しよっかな」&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 梨々香は両手をうしろについてゆっくりと立ち上がり、白いワンピースについた芝生をパタパタとはたいた。栗色の髪が揺れて、形のよい白い耳が髪の間から覗いた。対岸には釣り人がいて、太陽の光にキラキラと光る糸をたらしていた。父と梨々香は自宅のほうに向き直って、大小の影を作りながら歩き出した。その姿は胸をえぐるほどにうつくしく、まるではじめから決められていた景色のように、釣り人の目には映っていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;2 　月崎梓&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; 色街のメインゲート前にある駅には、10人ほどしか乗車待ちの客がいなかった。月曜の昼時の駅は、色街にくる客は少なく、通勤通学の人もすくなく、いつもそんな様子であった。梓は島式ホームへとエスカレーターを駆け上がり、すべり込んできた車両にギリギリのところで飛び乗った。扉のゴムが梓の肩に軽く触れ、瞬間的に彼女は「わっ」と声を上げた。車両にいた数人の視線が彼女に集まったが、すぐに何もなかったように車内は平常を取り戻した。梓は色街を出て、自分の職場であるデパート1階の化粧品売り場に口紅を買いに行くところであった。風俗嬢を母に持つ梓が、色街外のデパートで働けているのは、父が優秀な医師として内外から認められているからであった。今日はアイドルグループのオーディションがあり、そのための化粧をしていたのだが、口紅の色が合わず、どうにも納得がいかず、家を飛び出してきたのだった。たびたび時計で時刻を確認しながら走って化粧品売り場に着くと、肩で息をしているけわしい表情の梓に後輩の店員がすぐに気づいた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「どうしたんですか」後輩は真顔で無感情にいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「口紅を買いにきた」梓は大きく息をした。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「カタキを討つような顔で」といいながら、後輩は梓に通路を譲った。自分の立っている通路の先に口紅コーナーがあったからだった。梓は素早くコーナーの前に立ち、あれこれと色を試し、納得のいくものを見つけ出した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「これ、シールでいい」梓は後輩の手元に突き出すように口紅を差し出した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「はい。あれ？ 今日オーディションですよね？」後輩はやっと感情を表に出した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「間に合えば」といって、梓はデパートのシールがぐるりと貼られた口紅を持って、来た道を戻った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;3 　雫石カロナ&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;「朝からオムライス？ またお昼に食べるの？」カロナの母が、キッチンでオムライスを作っているカロナに話しかけた。母は出かける用事でもあるのか、髪をカーラーで巻いていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「今日はバイトは休みなの」カロナはぎこちない手つきでチキンライスを包み始めた。オムライスは大好きだったが、自分で作るのは苦手だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「そうなのね。最近ずっと忙しかったでしょう。ゆっくりするといいわ」母が艶のある明るい声でいった。母は陽気さをそのまま声帯につめ込んだような声をしていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「それが、そうもしていられないのよ。前に話してたオーディション。今日なの」カロナは完成したオムライスを皿に移し、テーブルまで運んだ。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「今日なの！？ うまいことやってきなさいよ。あがり症なんで心配だわ」&lt;/p&gt;&lt;p&gt; カロナは、できる限り考えないようにしていたのに、と思った。自分があがり症だという事実を改めて意識させられ、急に息苦しさに襲われた。冷蔵庫を開け、ケチャップを取り出した頃には動悸がしはじめていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  テーブルについて適当にケチャップをかけ、カロナはまかないのオムライスを食べるときと同じようなすばやさで平らげた。ゆっくりしていたら、食欲が減退して食べ切れなかったに違いなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「あとはお母さんが片付けるから、そのままでいいわよ」母は身振り手振りを加えて、ちゃきちゃきとした早口でいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「ありがとう、お母さん」といって、席を立ち、自室に戻ろうとカロナが振り返ったとき、うしろからなにかが割れる音がした。カロナがふたたび振り返ってみると、床には見事に割れた皿が転がっていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「お母さんが皿を割るなんて」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「不吉だわ」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;4　 糸貫ゆい&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; ゆいは昼間から長風呂を楽しんでいた。心身の調子をととのえ、このあとの予定にそなえる意味もあった。ゆいが湯船から出たところで、呼び鈴が鳴った。風呂場の壁に埋め込まれたモニターに、来客者の顔が映った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「ねーちゃん、鍵忘れた。開けてくれ」といったのは、高校生の弟だった。背中にはギターを背負っていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「えぇ？ いまお風呂なのよ。てかさあ、あんたもチップ埋め込んできたんでしょ？ 手をかざせば開くはずよ」つい最近、チップを体内に埋め込むことが義務化されたのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「それで開かないから困ってんだよ」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「もうっ。からだ拭いて出るからちょっと待ってて」せっかくゆっくりいい気持ちでいたのに、と彼女は心のなかでつぶやいて、すこしだけ眉根をよせた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 彼女はからだを拭きおさめ、バスタオルを巻き、リビングにある玄関ロック解除のボタンを押した。ビープ音のあとにガチャリ、という音がして、弟が扉を開けて入ってきた。「サンキュー」といって、弟はそのまま自室に入っていった。と思っていたら、部屋から顔だけを出して、ゆいに「どうせまた迷うんだから早めに出たほうがいいぜ」といった。弟は今日がオーディションの日だと覚えていたのであった。弟は高校でバンドを組んでいるので、今回の企画についてなにかと気になるようであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  ゆいは方向音痴で、よく道に迷うのだった。ゆいの自宅は階上38番ゲートのすぐそばなのだが、ほぼ反対側の地上2番ゲートまで行かなければならない。原付バイクで行くので距離的には問題ないのだが、色街の入り組んだところを通らなければならなかった。果たして、ゆいはオーディション会場である2番ゲートそばの公民館にたどり着けるのだろうか？&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;5 　白河梨々香&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; オーディション会場の公民館に着くと、すでに数人の女性の姿があった。ただ、梨々香が思っていたよりは少なかった。受かる確率は高い。そう彼女は率直に思った。と同時に、ひといきに緊張感が高まった。心のどこかで、どうせダメだろうという諦めを装った逃げ道を用意していたからだった。正面からぶつかっていくのは怖い。おじけづくという言葉が、そのときの梨々香にはぴったりだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  受付を済ませると、首にかけるタイプの番号札をもらった。首にかけるということは、ダンスの審査はないだろうと思った。歌唱審査だけなら自信はあった。腹筋とピッチ感覚は、吹奏楽部で鍛えてきたからだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  まだ開始時刻まで時間があったので、ロビーの椅子に腰掛けて本を読むことにした。本は有川浩の図書館革命だった。もう何度も読んでいる本だった。何度も読んでいる本だから、気持ちを落ち着けるのには最適だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  周囲のことが気にならないほど読書に集中していたとき、突然エンジンがうなる音とガシャンという音が聞こえてきた。音の方向を見ると、駐輪場の自転車が何台か倒れ、そこにバイクが突っ込んでいた。勢いはそうでもなかったようで、運転している女性はバイクにまたがりながら申し訳なさそうにしていた。それでも心配だったので、梨々香は外に出て駆け寄った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「大丈夫ですか？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「へへへ、間違って1速入れちゃって――お騒がせしました」女性はひきつった笑顔でいった。どこか自分の世界を生きているような雰囲気の女性だった。梨々香はその女性と行動を共にした。彼女もオーディションを受けに来ていたのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 梨々香の歌はまずまずだった。受け答えも及第点。あとは一週間後の選考結果を待つばかりであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;6　 月崎梓&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; オーディションには無事に間に合った。梓が受付の最後であった。無論、梓の化粧は完璧であった。首から番号札をさげて、最後尾に並んだ。もう2人進めば、パイプ椅子に着席するところであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  オーディションが行われている会議室に入ると、センターに置かれた椅子に座らされた。月並みな自己紹介と質問のやり取りのあと、歌唱審査が行われた。歌ったのは、昭和歌謡の「氷雨」だった。昭和歌謡をテーマにしたグループだと聞いていたので、当時の歌を何曲か聞いて、そのなかから選んだのであった。あたしが酔ったら歌になるようなきれいなもんじゃない。ダル絡みするがね、と自嘲気味に頭のなかでつっ込んだ。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  きれいめのジャケットを着て、ハットをかぶってメガネをかけているのがプロデューサーだった。きわめてあやしい雰囲気だったが、悪い人には見えなかった。受かったらとりあえず一回飲みにいってみないとな、と考えた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  オーディションが終わると、18時過ぎくらいになっていた。そのとき梓の頭に浮かんだのは、酒を飲むことだった。色街に酒を提供する店はない。公民館を出て2番ゲートを出れば外の街である。梓は迷わず外の街に繰り出した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;古ぼけた朱色のちょうちんに誘われ、居酒屋に吸い込まれた。梓は煮込みとホッピーセットを頼んだ。 カウンターのいちばん端で、高い位置に置かれたテレビを見ながら、おしぼりで手を拭いていると、ガラリと引き戸を開けて客が入ってきた。それは間違いなく先ほどのプロデューサーだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「あれ、きみ――月崎さんだっけ？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「そうです！ よく覚えてましたね！」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「まあ、最後だったから」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「あっ、なんか期待しちゃいました」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;7 　雫石カロナ&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; 意外とあっけなく終わってしまったな、とカロナは思った。オーディションの帰り道、スーパーに寄って帰るところであった。これでなにかが変わるのだろうか。ふとそう思った。はっきりとした目的があるわけではないが、オーディションに受かれば、なにかが大きく変わるような気がしていた。受からなくても、すこしは変わるような気がしていた。バイトをいつまで続けるの？ 恋人は？ 結婚は？ いや、まだ自分は若い。まだ大丈夫。そういう思いがいつもカロナの心にあった。陽気な妹に対して、なぜあたしはこんなにも陰気なんだろう――&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  カロナはいったん家に帰って買ったものを置き、カメラを持って出かけた。色街の夜景を撮ろうと考えたのであった。当初、色街は計画されて作られたので、区画整理されて整然としていたが、ここ20年のあいだに区画の分割、増築や改築が繰り返され、だんだんと複雑化していったのだった。道は枝分かれし、横丁が増えていった。そんないまの色街を高いところから眺めると、全体がほの赤く、まるで人間の欲が生き物に姿を変えたような、働く人々の悲しみの叫びが今にも聞こえてきそうな、ただ死を待つだけの肉体がそこにあるような、そんな風に見えるのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  23番ゲートのそばにあるビルの屋上に出て、カロナは一度空を見上げてから、色街の写真を撮りはじめた。でもすぐに中断した。ファインダーが涙でにじんできたからだった。そのとき、ドアが開く音がして、自分を呼ぶ声がした。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「カロナ。またここにいるの」呼んだのは姉だった。そこは姉が働く風俗店が入っているビルだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「お姉ちゃん――」カロナは声を詰まらせた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「泣いてるの？」姉が心配そうに声を落としていった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「お姉ちゃんはいま、しあわせなの？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;8 　糸貫ゆい&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; ゆいはオーディションを終え、バイクで帰宅した。会場の駐輪場にバイクで突っ込むというエラーをやらかしたが、オーディション自体は無事に終わったといってよかった。家に帰ると弟も母もいなかった。おそらく弟が自分の夕食のついでに取ったのであろう、テーブルの上には出前の炒飯が置いてあった。ゆいはなんとなくテレビをつけて、炒飯を食べ始めた。大学の課題が残っていることを思い出して、急に憂鬱な気分にとらえられた。その憂鬱な気分に引きずられて、高校の頃の忘れもしない記憶に入り込んでいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  色街の西のはずれには、紅葉のきれいなスポットがあった。あの日、待ち合わせていた友達は風俗嬢になった。自分もそうなればすこしは救われるのだろうか。友達は「割り切る」という言葉をよく使う。それはどのようなことなのだろう？ あの日のことを思い出すと、感覚まで戻ってくる。いくらほかの人たちと身体を重ねても、あの日の感覚は忘れない。それでも自分は新しい感覚に心をうばわれる瞬間はある。友達は仕事で新しい感覚をおぼえたとき、いったいなにを思うのだろうか。感情のない人間にでもならない限り、本当の意味で行為を客観視すること――割り切る？ ――は不可能なように思える。そんなことを考えても、結局、体感をしていない自分には答えの出しようがない。いつもそう結論づけて、思考することを放棄するのであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  すっかりさめてしまった残りの炒飯を別の皿に移し、ラップをかけた。寝る前にもう一度、風呂に入ろうと思った。そのとき、玄関の扉が開いた。母が帰ってきたのであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「オーディション、どうだった？」おかえりと声をかける前に母がいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「道には迷わなかったよ」といった。わたしは迷ってるけど、と心のなかでつけ加えた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;9 　白河梨々香&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;「いまどき郵送なのか」父が紅茶を飲みながらいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「そう。そろそろ着く頃だとは思うんだけどなあ」梨々香はカタカタとPCで文字を打ちながらいった。ある作品の二次小説を書いているのであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「タバコを吸うと捗るか」父がつぶやくようにいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「えっ」梨々香は絶句した。気づかれていないと思っていたからだった。自室の窓を開けて、からだを外に半分出すような体勢で吸っていたから、部屋にも自分にもニオイはついていないと思っていた。その時代、喫煙者のイメージは非常に悪かった。なにより、父は嫌煙家だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「いや、かまわないんだ。悪いことではない。ただ、気づいてるのに黙ってるのも変だと思ってな。俺は異常に鼻がいいんだ」紅茶をソーサーに戻す音が、妙に空間に響いた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「吸ってるよ。いま書いてるアニメのキャラが吸ってて、それにあこがれて」平静をよそおっていったつもりだったが、不自然な口調だったな、と彼女は思った。そのとき、外でバイクの音がした。郵便を乗せて走るバイクの独特な音だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「見てくる！」梨々香は勢いよく立ち上がって、玄関を出て行った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; しばらくすると、オレンジ色の封筒を手に持って、息を切らして戻ってきた。エレベーターを待てず、階段を使ったからであった。父と一緒に確認したくて、その場で封を切らずに帰ってきたのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「開けるよ――」梨々香が封を切って、なかから３つ折りにされたA4サイズの紙を取り出した。開くと、そこには合格の文字があった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「やったー！」彼女は父に抱きついた。そのとき揺れた髪から漂ってきたタバコの香りを、父はなぜかとてもいとおしく思った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;10 　月崎梓&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;「ぎゃー！ 受かった！」梓は郵便受けの前で叫んだ。通行人が変な顔をして通りすぎて行った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 梓はなにかしたかったが、そのなにかがわからなかった。わかったときには、すでに足がその方向を向いていた。激辛カレーを食べに行ったのであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  カレーを食べたあと、家に帰って焼酎をロックで飲んだ。シメと酒が逆転したので調子が狂うかと思いきや、最高の気分だった。誰かにいまの喜びを伝えたいと考えたが、家には誰もいなかったし、直接連絡したい人もいなかった。彼女はＳＮＳを開いて、合格した喜びを書き込んだ。普段おとなしい通知が、その日だけは騒がしくなった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  翌日、その喜びを抱えたまま、梓はバイトに行った。ずっと顔がほころんだままだった。はじめて客に「笑顔が素敵ですね」といわれてまた喜んだ。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  その日の夜、病院勤務から帰ってきた医師をつとめる父と、看護師の母に合格を報告した。ふたりとも心から喜んでくれて、急遽ありあわせの材料で鍋を作り、ささやかなお祝いをした。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「歌うことが、もっとも自分を表現できる手段。その思いのスタート地点に立ったな」といって父は日本酒で満たした升に口をつけた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「これで飲みかたが綺麗になるといいわね」母がおどけた調子でいった。梓の深酒とダル絡みぐせを暗に指摘したのであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「今日は無理」梓は深酒するつもりでいた。さいわい明日のバイトは休みであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 酒盛りは終わり、梓はふらふらと自室にもどった。なんとなくベースを持って、思いつくままにさまざまなフレーズを弾いた。そのときふと、グループとしてこれから歌うことになる楽曲を想像してみた。それは救いようのない歌だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;11 　雫石カロナ&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; カロナはオーディションに合格した。母も姉も心から祝福してくれた。不吉な予感は的中しなかった。 姉は屋上であった出来事のあと、なにも変わらずに過ごしていた。カロナの「しあわせなの？」という問いには答えていなかった。それは否定ではなく、しあわせの意味をまだ見出していないのだと、カロナは希望的にとらえていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  夜、喫茶店のバイトが終わったあと、そのまま店で食事をとった。朝にオムライスを食べてしまったので、サラダサンドにした。カモミールティーとあわせると、とてもリラックスした気持ちになれた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「父親のことは、やっぱり気になるかい。いや、愚問だね」マスターがグラスを拭きながら、カロナにいった。普段その話題には触れないので、カロナは不思議に思った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 父は行方知れずで、自分の出生には秘密がある。それは子供の頃に直感したことで、いまは確信に変わっていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「気になりますが、気にしても仕方ないんですよね。たいていそういうことは、知らないほうがいいことが多いんです。だからきっと、わたしの場合もそう」伏し目がちに、さめた声でいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「今日みたいなおめでたい日にする話じゃなかったな。なんか妙に気になってな」マスターの言葉は、いい訳じみてはいなかった。続けてマスターはいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「話した勢いでというんじゃないが、俺の考えだが、もしかして、有名になって、父親になにか思いを伝えたいと思っているんじゃないのかな」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「――どうでしょう」感情を包み込むような口調だった。心のなかは、感情で満たされているのかもしれなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「結局、チキンライスが重要なんだよ」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;12 　糸貫ゆい&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; ゆいはラブホテルでその知らせを聞いた。通知が届いたら、すぐに連絡をくれと母と弟に伝えていたからであった。連絡をくれたのは母だった。母は喜びのあまり取り乱していたので、ゆいはしばらく電話を切ることができなかった。連れのためには、早く電話を切らなければならなかった。電話を切るとすぐ「もうだめだ」といって、その日の相手は、ゆいを引き寄せた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  ゆいは新交通システムに乗って、色街のメインゲート最寄りの駅にたどりついた。まだ下腹部には痺れるような感覚が残っていた。やはりこれを客観視できるとは到底思えなかった。全身の倦怠感に包まれていたゆいは、駅から自宅までタクシーで帰ることにした。色街のタクシーは外の街より格段に安く移動できるのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  タクシーで色街を走ると、青年から老年まで、さまざまな年代の人たちが歩いているのが見えた。この幅広い年代の人たちを受け入れる風俗嬢という職業が、もっとも人のためになっているのではないかと思えてきた。自分の「今ここ」という貴重な時間と空間を、わけ隔てなく、もっとも純粋な欲望のために、差し出して対価を得ているのである。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  家の前で停車したタクシーは去っていった。赤いテールランプが、風俗店の赤い看板の先へ消えていった。赤い看板の奥に入れば、まったく別の世界が広がっているのだ。時計を見ると、21時だった。ちょうど女の子が部屋に入ったころだろう。客はリピーターかもしれないし、はじめて会う人なのかもしれない。わたしはいちいち真剣に考えすぎなのだろうか？ そんなこと、ずっと呼吸のように繰り返されてきたことなのに。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt;13 　終章&lt;/p&gt;&lt;p&gt; &lt;/p&gt;&lt;p&gt; 合格したメンバー４人、初顔合わせの日だった。都内のとあるスタジオで、プロデューサーは４人を待っていた。女性スタッフがひとり、スタジオのエントランスに控えていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「おはようございます！」はじめにあらわれたのは、白河梨々香だった。さっとお辞儀をして、顔を上げて髪を耳にかけた。女性スタッフに名前を告げると、奥のスタジオへと案内された。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; スタジオに入ると、プロデューサーはお茶を飲んでいた。梨々香があいさつをする前に彼は気づいて「どもども。そこのソファーに座ってて」といった。「えっ、あ、どうも」といって、彼女は腰掛けた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  つぎにスタジオに入ってきたのは、糸貫ゆいだった。ゆいもソファーに座るようにうながされ、腰掛けようとした。そのとき、梨々香と目が合って声を上げた。「あ！ あのときの！」「バイクでつっ込んだ人！」梨々香は目をまん丸くさせた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「なんだ？ 知り合いなのか？」プロデューサーが不思議な顔をして問いかけた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 続いてふたりの女が入ってきた。雫石カロナと、月崎梓だった。彼女たちが着席するのを待ってから、プロデューサーはひとくちお茶を飲んで、声を張って話しはじめた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「今日は集まってくれてありがとう。私はプロデューサーの浜林だ。よろしく」といって軽く頭をさげた。メンバーも挨拶を返した。そのときの声はそろっていて、浜林の期待感は高まった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「まず、グループ名を発表しよう。僕が3つほど候補を出して、友人知人に投票してもらって決めた名前だ」浜林はポケットから紙を取り出して、メンバーの前で広げた。そこには「色街乙女」と大きく書かれていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「いろまちおとめと読む。色街と乙女という相反することばを組み合わせた」浜林はメンバーの様子をうかがった。しかし無反応であった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「なんだ？ だめか？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「いや、ダメではないんですけど、パッとしないというか、刺さってこないというか」と月崎がいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「乙女じゃないし――」ゆいが小声でいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「ま、まあ、そういう意味でいう乙女というのは設定だから、かならずしも本人がそうである必要はない」浜林があわてて言葉をおぎなった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「あたしは乙女です」梨々香が断言した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「定義としてはわたしも」カロナが目をそらしていった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「えっ、えええっ！ そうなの？ ほんと？ カロナさんのその色気はなんなの」梓が大げさに反応した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「気にするな。設定なんだから」浜林は無理に作ったような笑顔でいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「いや違うんですよ。あたしも同じ。経験ないから」カラカラとした声で梓がいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「そうなのか？ なんか、ちょっと意外だな。外の街の女性のほうが早いんじゃないか」といった直後、これはまずいことをいったか、と浜林は冷や汗をかいた。4人の表情を気まずそうにうかがったとき、梨々香がすごい顔をして自分をにらんでいることに気づいた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「色街で生まれた女だからって、しょせん貞操観念が低くて、若い頃から誰にでもからだを許してるんじゃないかって思ってません？ すぐに流されて、それくらいたいしたことじゃないって、男が喜ぶならそれでいいやって思って、そうやってたくさんの男とかかわってきたんじゃないかって、そう思ってません？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「いや、そこまでは思っていないが――」浜林は完全にうろたえていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「こんな街に生まれたから、あたしはかえって慎重なんです。そう思われるのが嫌だし、そうやって蔑まれるのも許せない。本当に乙女みたいなこといいますけど、はじめては本当に好きな人がいいんです。その気持ち、わかりますか？」高音だが軽くない、芯のある声で梨々香がいった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「悪い。悪かった。あやまるよ。申し訳ない。僕にはわからない。わかるわけがないんだ。僕は外の街で生まれ育った。しかも男だ。わかるわけがない」浜林は素直に頭をさげた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「よかったです。気持ちがわかるっていったら殴るところでした」梨々香の言葉には、おどしではない断定的な響きがあった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「さて、つぎの話に移ろう！」浜林は雰囲気を変えるために、声の調子をがらりと変えていった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「まず、曲を聴いてくれ」浜林はレコーダーの再生ボタンを押した。流れ始めたのはデビュー曲の綴じ紐であった。このときはまだ歌詞ができていなかったので、仮歌のかわりにガイドメロディが鳴っていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「まあ、こんな感じだ」もう反応は期待していなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「歌詞はどうするんですか？」梓が聞いた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「小倉欽一郎さんに書いてもらう」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「誰ですか？ そのかたは」首をかしげて梓がいった。まったく見当がつかない、という顔をした。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「焼きそば屋だ。木更津焼きそば」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「焼きそば？ なんだがちょっと話が見えませんね」梨々香が淡々といった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「そのうち話すよ。私は適任だと思っている」と浜林はいって、みんなに言葉が行きわたるのを待った。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「さーて、今日はこれで終わりにしよう！ みんなでメシといきたいところだけど、それはデビュー曲が完成したあとにしよう。ひとり酒好きがいるから、いい店を紹介してもらってな」といって、浜林は梓の顔をちらりと見た。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「えへへへ」梓はニヤニヤしながら頭をかいた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「よし、帰ろう！ お疲れさま！」と浜林が号令をかけて、全員、スタジオの前で別れた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt; 梨々香はツナマヨおにぎりを買って、家に帰って食べた。ゆいは馴染みの店で馬刺しを買って、家で家族と食べた。カロナは家に帰って、チキンライスのレシピを見直そうと思った。あたりめを買って、梓は家で一杯やった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  彼女たちには、まだはっきりとした目標はなかった。浜林から伝えられてもいなかった。そもそも浜林自身にも、まだはっきりとした目標は見えていなかった。すべてが手探りだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;  色街のなかでは自由に過ごせている彼女たちも、一歩街を出れば、烙印を背負って自由を失った悲しい女たちなのである。色街に押し込まれた、欲をメシの種にする卑しい女の仲間なのである。彼女たちが自分自身を悲しい人間だと思わずとも、外の者たちは、風に吹かれて俗に堕ちた悲しい人間だと考えようとするのである。彼女たちが「わたしは、しあわせだ」といっても、外の者は「おまえは、しあわせじゃない」というのである。彼女たちが、まるでしあわせになっては困るかのようにいうのである。彼女たちがいなければ、自分の価値を見出せないかのようにいうのである。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;&lt;b&gt;色街のなかでは「品位の高い憧れの象徴」でも&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;外の街に出れば「不埒で卑しい者の象徴」なんですよね。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;色街の障壁を取り払ったあとには、また昔と同じように共存の時代が訪れるだろう。烙印は取り払われ、戸籍のうえでは平等になる。陽の光を浴びたい奴は浴びろ。潜りたい奴は潜れ。自分は風俗嬢だと明かして生きるもよし、隠れて生きるもよし。どちらを選択しても、肯定して受け入れてくれる世界を作らなければならない。それが僕の願いです。&lt;/p&gt;&lt;p style=&#34;text-align: right;&#34;&gt;浜林賢二郎&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 06 Dec 2020 11:54:53 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443912/novel</guid></item><item><title>CONTACT</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443833/contact</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;Stella Sordino / 星音楽工業&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;お問い合わせは下記のメールアドレスまでお願いします。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;mailto:contact@xxxxxxxxxxxxx&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;stellasordino@gmail.com&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;浜林賢二郎&lt;/p&gt;&lt;p&gt;Kenjiro Hamabayashi&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ニックネーム ： ハマケン&lt;/p&gt;&lt;p&gt;誕生日 ： 2031年2月4日(42歳)&lt;/p&gt;&lt;p&gt;星座 ： みずがめ座&lt;/p&gt;&lt;p&gt;血液型 ： O&lt;/p&gt;&lt;p&gt;好きな食べ物 ： ラーメン、寿司&lt;/p&gt;&lt;p&gt;趣味 ： 小説を書くこと&lt;/p&gt;&lt;p&gt;特技 ： DIY、料理&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ホステスと客の間にできた子供で、生まれも育ちも千葉県。小学生の頃は親のドーナツ盤を聴いて過ごす。中学生になるとゲーム音楽にあこがれ、独学で作曲をはじめる。親戚からもらったギターをいじりながら、コード理論の基礎を学ぶ。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;いじめを苦に高校を中退し、別の高校に編入して卒業。音楽活動を行いながらアルバイトを転々としていたなか、送り続けていたデモテープが審査員の目に止まり、ソロアーティストとしてデビュー。ラジオ、USEN等に出演する。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;大手飲食チェーン店に勤務。内部告発を行ったことで干され退職。友人の紹介でレディースアパレル店に転職する。ECサイトの管理、商品写真撮影、撮影スタジオ設計施工などに携わる。個人ではラーメン店、からあげ店をイベントに出店して好評を博す。趣味のDIYでマンションバーを設計施工し開店する。気胸で入院中、暇な時間を活かして管弦楽法を学び始める。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ECサイトのクレーム処理および創作活動のストレスにより、パニック障害を発症。克服して独立し浜林音楽事務所を開業するも、独立のプレッシャーにより今度は双極性障害を発症。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;現在は障害と向き合いながら、音楽プロデューサー業をこなしている。作編曲、レコー ディング、ミックス、マスタリングなども自らの手によって行う。座右の銘は「迷ったらやれ。迷ったら行け」&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 06 Dec 2020 11:06:11 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443833/contact</guid></item><item><title>HOME</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p style=&#34;text-align: center;&#34;&gt;&lt;a href=&#34;https://www.tunecore.co.jp/artists/Iromachi-Otome&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;楽曲配信ストア&amp;nbsp; / ダウンロード・ストリーミングはこちら！&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;h3 style=&#34;text-align: center;&#34;&gt;&lt;a href=&#34;https://twitter.com/iromachiotome&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;X&lt;/a&gt; / &lt;a href=&#34;https://www.youtube.com/channel/UC5AC85cITDyTQmYTaqw1Fmg&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;YouTube&lt;/a&gt; / &lt;a href=&#34;https://www.instagram.com/iromachiotome&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;instagram&lt;/a&gt; / &lt;a href=&#34;https://www.tiktok.com/@iromachiotome&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;TikTok&lt;/a&gt; / &lt;a href=&#34;https://music.apple.com/jp/artist/%E8%89%B2%E8%A1%97%E4%B9%99%E5%A5%B3/1540463421&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;AppleMusic&lt;/a&gt; / &lt;a href=&#34;https://open.spotify.com/intl-ja/artist/4nxG9fcRn7v3S7t0fFdU3T&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;Spotify&lt;/a&gt; / &lt;a href=&#34;https://music.line.me/webapp/artist/mi00000000141e4b15&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;LINE MUSIC&lt;/a&gt;&lt;/h3&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;URL: &lt;a href=&#34;https://www.youtube.com/watch?v=_VWctS89ZaQ&#34;&gt;www.youtube.com&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://i.ytimg.com/vi/_VWctS89ZaQ/hqdefault.jpg&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;URL: &lt;a href=&#34;https://www.youtube.com/watch?v=fa6_Cjp76jI&#34;&gt;www.youtube.com&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://i.ytimg.com/vi/fa6_Cjp76jI/hqdefault.jpg&#34; 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src=&#34;https://i.ytimg.com/vi/iObrMzD3Iu8/hqdefault.jpg&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;URL: &lt;a href=&#34;https://youtu.be/jyn0Eyxb5ks&#34;&gt;youtu.be&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://i.ytimg.com/vi/jyn0Eyxb5ks/hqdefault.jpg&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;NEWS&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 06 Dec 2020 11:06:10 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com</guid></item><item><title>DISCOGRAPHY</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443832/discography</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;SINGLE&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;ある日街頭で見かけたのは、懐かしい魔法少女アニメだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;子どもの頃に観た魔法少女に、自分を少し重ねるのだった。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/b0dec3bca025e918ffd34129bbe1a408_356ce138e30e95523fe11ffdc47cd84b.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;5th Single - 2025.1.4&lt;/p&gt;&lt;h3&gt;魔法少女&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;https://linkco.re/nuXpbDUv&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;梓はひとりで歌うことが不安だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;失敗して深酒をする自分が現実のように思えていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;しかし、遠出をした非日常の夕焼けを見て「こんなんじゃだめだ！」と強さを取り戻した。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;また、彼女にはもうひとつ強くなれるものがあった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;いつか買ったお気に入りの口紅であった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;お守りのような口紅を塗って、彼女はステージに挑むのだった。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/36b802033d0298ed2161c057ba3763d3_872cd4af5401e735b6c005f8f7cd8f4a.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;5th Single - 2023.11.4&lt;/p&gt;&lt;h3&gt;赤のルージュ&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;https://linkco.re/fQ7Q3Edz&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;浜林は色街のそばにある居酒屋で飲んでいた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;隣の難しい顔をした青年にふと話しかけた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「今年、大学を卒業して就職するんです。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;でも僕の好きな人は就職しないで…色街で働くと言うんです。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;彼女は自分の考え方に自信があって、未来に希望を持っている。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;彼女を見守るしかない。それで僕は苦しんでいるんです」&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/7753c8df962113a024904372c3dfbd54_a36b0c3ac12f02183223afdec61ef7c1.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;4th Single - 2023.3.1&lt;/p&gt;&lt;h3&gt;春の嵐&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;&lt;a href=&#34;https://linkco.re/s74Y2E3Y&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;配信ストア&lt;/a&gt;&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;白河梨々香は街で挙動不審な若い男を見かけ、声をかけた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「人を探しているんです。風俗嬢です」男は画像を梨々香に見せた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;黒髪ショートの知的で真面目そうな女の子だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;「急にやめてしまったんです。手紙を渡そうとしていたのに」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;梨々香は直感的に「手紙、見せてもらえない？」と男に聞いた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;&lt;a href=&#34;https://www.iromachiotome.jp/posts/40769495&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;その手紙&lt;/a&gt;&lt;/b&gt;は、浜林賢二郎によって3rdシングルの歌詞としてまとめられた。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/8962d9b41b32e413fe3ab08b864f5739_2f53a0301632dc853cb0a6af0baf65b8.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;3rd Single - 2022.3.12&lt;/p&gt;&lt;h3&gt;&lt;b&gt;SILVERSALT&lt;/b&gt;&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;https://linkco.re/UUhVazuP&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;子供の頃からずっと、カロナは出生の秘密を知りたくてしょうがなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;でもその秘密を知ると、家族が離れ離れになってしまうような気がしていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;タロット占いをすると、必ず吊るし人のカードが出るのだった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;意味は「自己犠牲」。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;秘密を知ろうとすることをこらえれば、家族はいままでどおり幸せに暮らせるのではないか。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;そう考えていた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;しかしある日、家の掃除をしていた彼女は、父の部屋で分厚い日記を発見してしまう。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;自分が生まれる前に書かれた日記だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;彼女は読みたい衝動をこらえることができなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;そこには出生の秘密が書かれていて…&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/4f966d4f1751132a65ec12b5a0524887_16a32f950d6327e4668bb4bab0854c9f.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;2nd Single - 2021.3.13&lt;/p&gt;&lt;h3&gt;オムライス - 雫石カロナ&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;https://linkco.re/mHUqcncq&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&lt;hr&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;ある夏の静かな夜。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;雫石カロナと白河梨々香は行きつけの小さな喫茶店でアイスカフェオレを飲んでいた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;客はほかに誰もいなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;店内にはジャズが流れていたが、マスターにジャズ喫茶というほどのこだわりはなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;入口のベルが涼やかに鳴った。「まだやってますか？」&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ひとりの女がふらふらと入ってきた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;単色のワンピースを着た、色気のある女だった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;髪が乱れ、ずいぶん酔っているようであった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;彼女は席につくなり、吐き出すように話し始めた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;昭和歌謡を思い出させる、切ない物語を。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/fd8a7fd4f682e4b4a3a5dc81fc583961_bdbbe1d444df8785d6dce3ac96a1e6e8.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;1st Single -&amp;nbsp;2020.11.28&lt;/p&gt;&lt;h3&gt;綴じ紐&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;a href=&#34;https://linkco.re/SYndm0bR&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;&lt;b&gt;配信ストア&lt;/b&gt;&lt;/a&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 06 Dec 2020 11:06:10 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443832/discography</guid></item><item><title>白河梨々香</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443831/biography</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1145084/bc16cdd6341505ee53cc31bfbac02608_3246992a5b22885fdf11ee2576b4fbef.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;Ririka Shirakawa /&amp;nbsp;ニックネーム ： りんこ /&amp;nbsp;誕生日 ： 2053年1月2日(20歳) /&amp;nbsp;星座 ： やぎ座 /&amp;nbsp;血液型 ： B /&amp;nbsp;好きな食べ物 ： ツナマヨおにぎり /&amp;nbsp;趣味 ： 小説を読むこと /&amp;nbsp;特技 ： クラリネット、早起き&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;ゲームとアニメが好きで、二次小説を書くのが好きな女の子。どんなことにでも正面からぶっかっていく性格で、嘘が嫌い。明け方から朝にかけて色街を散歩して、虚無感に包まれた時間を過ごすのが好き。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;普段は小説しか書かないので、自己紹介をと言われると難しいですね。端的に言えば、私はいわゆるヲタクです。好きなアニメはありますが、ほかにもいっぱい観ます。1回目は深読みせずに観て、2回目は考察に入ります。色街乙女に入ってからは、色街という環境で否応なしに生まれた自分に何ができるのか、それをずっと考えています。いやいや、むずかしい話はやめましょうね！がんばります！&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;a href=&#34;https://www.iromachiotome.jp/posts/33800838&#34;&gt;プロフィール詳細&lt;/a&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sun, 06 Dec 2020 11:06:10 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/pages/4443831/biography</guid></item><item><title>1st Single「綴じ紐」配信開始</title><link>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/11838983</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p&gt;iTunes / Spotify / LINE MUSICなど、主要なストアで配信開始しております。&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;下記まとめリンクへお進みください。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;【&lt;a href=&#34;https://linkco.re/SYndm0bR&#34; class=&#34;u-lnk-clr&#34;&gt;配信ストア&lt;/a&gt;】&lt;/b&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Sat, 28 Nov 2020 12:24:18 +0000</pubDate><guid>https://iromachiotome.amebaownd.com/posts/11838983</guid><dc:creator>色街乙女™</dc:creator></item></channel></rss>